操縦

ホイールランディングの機種別デモフライト例

YouTubeチャンネルThe Air Combat Tutorial Libraryの動画から勝手に飛行機と操縦の基礎を学ぶ独学シリーズ。

今回紹介するのは番外編の動画です。

前回紹介したホイールランディングの補足で、戦闘機4機種のデモフライトを紹介しています。

 

ホイールランディングとは

ジェット機以前のレシプロ単座戦闘機のような尾輪式の航空機で使われる着陸テクニック。

ホイールランディングでは、主輪を先に接地させたあとで尾輪を接地させて滑走してから停止します。

尾輪式航空機とは、胴体または主翼下にある主輪と尾翼付近にある小さな尾輪の3つを備えた機体です。英語ではTaildraggerと呼ばれているようで、動画内でも使われています。

尾輪式飛行機の重心

尾輪式航空機の説明図

尾輪が小さいために着陸(駐機)時の姿勢では、機首が上を向いているのが特徴です。

また地上でのタキシングにも注意が必要なので、Principleシリーズでも解説されています。当ブログでももちろん動画の内容を紹介しているのでさんしょうしてください。

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登場するレシプロ単座戦闘機は米独ソの4機種

登場するのは以下の4機種です。

  • Bf 109 E-7

  • Yak-1

  • Fw 190 A-3

  • P40-E

メモ

この動画シリーズではフライトシミュレータに"IL-2 シュトルモビク"を使用しています

 

操縦操作は別動画で

今回紹介している動画はサンプルなので、操縦方法の説明は特にありません。

操作についてはPrinciple #09で解説されています。

動画の内容は下記のページで紹介しています。

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機体による違い

これだけではただの動画紹介に終わってしまうので、少し分析的なこともやってみました。

単純な印象だと、Bf 109が接地までにずいぶん時間がかかる気がしたので、Fw 190 A-3の違いを外部視点と時間経過で比較してみました。

どちらもスレッショルド通過からほぼ8秒で主輪が接地していますが、そこから尾輪が接地するまではBf 109が約7秒に対し、Fw 190は4約4秒と短めです。

実機の特性をシムがどこまで再現しているかわかりませんが、フライトの参考になるかもしれません。

 

Bf 109 E-7

スレッショルド通過

スレッショルド通過

主輪が接地

主輪が接地するまで約8秒

尾輪接地

主輪接地から尾輪接地まで約7秒

 

Fw 190 A-3

スレッショルド通過

スレッショルドを通過

主輪接地

主輪接地まで約8秒

尾輪接地

主輪接地から尾輪接地まで約4秒

 

 

 

 

 

 

 

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