Youtubeチャンネル The Air Combat Tutorial Libraryより、タキシングの紹介動画です。
タキシング中に機体の方向を変えることで風向きが相対的に変化します。
風の向きを、アップウィンド、ダウンウィンド、クロスウィンドの3つにわけて、それぞれの状況下でどのように操作するかを解説しています。
この記事の目次
タキシング中の操作
まず、自機に対する風の向きに応じてエルロンとラダーをどのように操作するかを解説しています。
アップウィンド
アップウィンドは、風上に向かいます。つまり向かい風のときの操作です。
アップウィンドではエレベータにバックプレッシャーを加えます。
ダウンウィンド
ダウンウィンドは、風下に向かいます。追い風を受けるときの操作です。
ダウンウィンドでは、エレベータはニュートラルまたはフォワードです。
クロスウィンド
横風を受けるときの操作です。
風上側のエルロンをダウンします。
斜めからの風を受けるとき
上のスクリーンショットでは、アップウィンド/ダウンウィンドとクロスウィンドの方向の組み合わせによって4方向からの風を図示しています。
右前方からの風
エレベーター:アップ、右エルロン:ダウン
左前方からの風
エレベーター:アップ、左エルロン:ダウン
右後方からの風
エレベーター:ニュートラルまたはフォワード、右エルロン:ダウン
左後方からの風
エレベーター:ニュートラルまたはフォワード、左エルロン:ダウン
動画の見方
基本解説のあと、実際にシミュレーター上でタキシングを紹介しています。
このときコックピット視点から見えるウィンドソック(吹き流し)と、右上に表示される自機後方からの3舵の動きに注意しましょう。
アップウィンド
吹き流しの向きから、自分が風上に向かっているのが判ります。エレベーターはアップなので、操縦桿を手前に引いている(バックプレッシャー)なのがわかります。
クロスウィンド
このあと機体は左へ回り、右からの横風を受ける形になります。
風上側のエルロンがダウン、すなわち操縦桿を右に倒しています。エレベーターは依然アップのままです。
ダウンウィンド
さらに90度旋回して、追い風を受ける状態になりました。ダウンウィンドです。
エレベータはニュートラルまたはフォワードプレッシャーを掛けます。
反対方向からのクロスウィンド
さらに90度回ったので、こんどは左から横風を受ける形になります。ウィンドソックの向きに注意してください。
エレベータはアップ、エルロンは左ダウンです。
タキシングのまとめ
最後にまとめです。
- 風上側のエルロンをダウンにする
- 風上に向かうときは操縦桿を手前に引く(バックプレッシャー)
- 風下へ向かうときは操縦桿をニュートラルまたは、奥へ押す(フォワードプレッシャー)