操縦

横風離陸でもふらつかない

YouTubeチャンネルThe Air Combat Tutorial Libraryの動画から飛行の基礎を学ぶシリーズです。

Principlesの4本めは、横風での離陸です。動画を参考に独習したことを書き残しているだけなので、聴き取り間違い、解釈の間違いなんかあると思いますが、そこはご容赦ください。

ご指摘いただければ今後の改善に役立てさせていただきます。

 

横風では風上側にバンク

横風を受けると風上側の翼が持ち上がり、機首が風上側を向きます。

横風離陸の基本操作

横風での離陸にはエルロンを使う

 

横風での離陸手順

  1. エルロンを風上側にめいっぱい切ってエンジン出力を上げる
  2. 対気速度が上がってきたら徐々にエルロンへのプレッシャーを緩める
  3. 機首を上げる前にエルロンを中立に戻し、バックプレッシャーを掛ける
横風離陸の手順

横風離陸での操作手順

 

横風離陸を動画で確認

離陸のプロセスをデモ動画で確認しましょう。

この場面では向かって左から右へ20ノットの風が吹いています。

step
1
離陸準備

左が風上になるので、操縦桿を左へめいっぱい倒して左翼が浮き上がらないように抑えます。

横風離陸の準備

左から20ノットの風を受けている状態

 

step
2
滑走開始

滑走を始めてスピードが上がってきたら、徐々にエルロンの力を緩めて操縦桿を中立に戻していきます。

横風での離陸滑走

風上側のエルロンをアップ

 

step
3
ローテーョン

機首を上げる前に操縦桿を中立にしてからバックプレッシャーを掛けます。

ローテーション

エルロンを中立にしてからローテーション

 

ほかの動画でもチェックしてみよう

こちらの動画は、ERAUSpecialVFRというチャンネルで公開されている、離陸解説です。

この動画では通常の離陸と横風離陸をまとめて紹介しているので、併せて観ていただくとさらに理解が深まるでしょう。

こちらは紹介している機体がセスナスカイホークなので操縦桿ではなくヨークでの操作例となっています。

前回の記事で紹介したレフトターンテンデンシーについても説明されています。

 

横風離陸は4分50秒あたりからです。

左斜め前方からの風に対してラダーを右に踏んで補正しながら滑走しているところなども注目してください。

 

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